風当たりが厳しくなり始めた。ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が5日(日本時間6日)の敵地アスレチックス戦で先発したものの、2回1/3しか持たず今季5敗目。許した安打こそ2本だったが、7四死球4失点の大乱調で3回途中降板に追い込まれ、チームも3―5で敗れた。

 6月30日の本拠地レイズ戦で8試合ぶりの白星を挙げ、この日は中4日のマウンド。前回登板の勢いを持続させたいところだったが、終始制球が定まらなかった。初回から2四球と適時打、併殺打の間に得点を許して2失点。2回も何とか併殺で切り抜けて失点にからまなかったとはいえ、2四球を与えるなど不安定な投球が続いた。

 2―2の同点で迎えた3回に入っても回復の兆しは全く見えず、安打に加えて2者連続の死球。無死満塁から勝ち越しの犠飛で3点目を許し、5番・ピスコッティをストレートの四球で出塁させ、1死満塁のピンチを招いたところで降板となった。

 2番手のソーントンが1点に食い止めて結局、菊池は計4失点。投じた54球のうちストライクはわずか24球しか入らず散々の内容に終わり、防御率も5・12にまで悪化した。

 降板後はさえない表情で「腕の軌道が安定しなかった。いい球と悪い球がはっきりして、無駄な走者をためるのが今年の良くないパターン。それが出た試合だった」とコメント。

 新天地でMLB4年目を迎えたが、今季は大きく苦しんでいる。与四球率5・68は60イニング以上でア・リーグワースト。さらにWHIP1・57、被出塁率・369はいずれも同リーグでワースト2位となっている。

 こうした菊池の現状にカナダの現地メディア「スポーツ・ネット」は同日に「菊池がコントロールを失い、ブルージェイズの投手陣の問題はさらに深刻になった」と題した記事を配信。今季の左腕が悪戦苦闘を強いられている現況を憂慮するとともに「もちろん、より大きな問題は菊池をどうするかということだ」とチーム側に厳しく問いかけている。

 果たして、この苦境を乗り越えられるか。次回登板は試練のマウンドとなりそうだ。