ブルージェイズの菊池雄星投手(30)は19日(日本時間20日)に本拠地トロントでのヤンキース戦に先発し、4回を2本塁打を含む3安打3失点、5三振4四死球で勝敗は付かなかった。打者17人に80球でストライクは45球と制球が乱れた。防御率4・94。両軍合わせて9本塁打が飛び交う空中戦の末、チームは10―9で逆転勝ちした。

 初回から制球が定まらなかった。一死後、ジャッジ、ドナルドソンに連続四死球でピンチを迎えるも4番スタントンを空振り三振、5番トレースの打席で捕手カークが飛び出していた一走をけん制球で刺した。

 直後にゲレロが一死から17号2ランを放ち、先制。投球のリズムをつかみたいところだったが、2回は先頭トーレスにフルカウントから13号ソロを被弾して1点差に。3回は先頭ギャロを四球で歩かせ、二死後にドナルドソンに逆転6号2ランを浴びた。カウント2―2からの5球目、95マイル(約153キロ)の高めの直球を中堅席に運ばれた。

 4回も続投。先頭トーレスに左前打を浴びたあと、二直、二飛、空振り三振で無失点で終えるが、制球が安定する兆候は見られず、この回限りでの降板となった。不用意に許した2発が痛かった。

 現地のテレビ中継では、ベンチで落ち着かない表情をみせるモントヨ監督と、ブルペンで救援投手が準備する映像が何度も映し出されていた。6月に入り、5回途中4失点、1回途中2失点、5回途中4失点、そして4回3失点と4試合連続で不甲斐ない内容。チームが勝ったことは救いだが、ベンチはどこまで我慢してくれるのか。信頼を取り戻すのは簡単ではない。