西武が12日の広島戦(ベルーナ)に11―0で大勝し、交流戦を5割で乗り切った。

 大量援護をバックに先発したエンスは7回を無四球、散発3安打無失点に抑え4勝目。そんな助っ人を巧みにリードしたのが、前日の同戦で6投手をリードし2―1の勝利に貢献したドラフト3位ルーキー・古賀悠斗捕手(22)だ。

 これで3試合組んだエンスとのバッテリー防御率は0・90。2勝1敗と結果も出し、戦列復帰したばかりの主戦捕手・森の居ぬ間に与座(4試合組み2勝1敗、防御率2・25)とともに“専属捕手”の座を着々と固めつつある。

 今季が9年目の森に対し「スタメンは貴重なので本当に必死でアピールしていきたい」と虎視眈々とレギュラーを狙う古賀。「こういう経験を生かして、さらにキャッチャーとして大きく成長してもらいたい」とする辻監督にとっても期待していた競争は、うれしいところだろう。

 近年は森だけでなく山川、源田、外崎ら主力に毎年のように故障が続き、控え戦力の確実な底上げが大きな課題となっている。

 捕手に限っても岡田、柘植、古賀、牧野ら、主戦・森を脅かす存在がぞろぞろ。振り返れば森自身も、炭谷(現楽天)が初めてFA権を取得する前年、2013年のドラフトで「その後継者」として入団している。

 あれから9年がたち、追われる立場となった森。柘植、古賀らとの激しい正捕手争いが西武に希望の光を照らしている。