天才と共に、化身も姿を消す。来春の引退を発表した〝プロレスリングマスター〟武藤敬司(59)が、その化身である〝魔界の住人〟グレート・ムタも見納めになると予言した。

 武藤は12日の4団体合同興行「サイバーファイトフェス」でリングに上がり「かつて『プロレスとはゴールのないマラソンである』と言った自分ですが、ゴールすることに決めました。来年の春までには引退します」と発表。古傷のひざに続き悪化した股関節の状況が思わしくなく「本当は続けたいよ。ただある意味、ドクターストップというか断腸の思いというか」と無念さをにじませつつもリングを降りる決断を下したことを明かした。

 さらに化身についても「グレート・ムタもおそらく、魔界の門が開かなくなる。もう1、2回開いたら閉じて来れなくなる気がしますね」と自リングを去ることが濃厚だとした。

 今後を「具体的にいつかは決まっていないので会社と相談しながらです。もともとのスケジュールもあるだろうから、それを邪魔したくないし」と白紙を強調。引退試合の相手も「もう(世代的に)横から上がいないからね。全然わからないですよ。誰が賛同もしてくれるかもわからないし。育てた奴らもほとんど違う団体で働いているから、集めるのも大変だと思うし。会場だって抑えないと」と話すにとどめた。