今度こそリアルビッグウエーブになるか。12日、阪神はオリックスに9―1で完勝し、今季3度目の同一カード3連勝、リーグ最下位を脱出した前日11日に続き、この日も4位・DeNAを勝率差で抜いて4位に浮上した。
好調のチームを象徴するような横綱相撲を展開した。オリックスの好投手・宮城をクリーンアップが好機での適時打で攻略した。0―0で迎えた3回。二死一、三塁から3番・近本が中前打で先制に成功すると、なおも一、二塁から4番・佐藤輝が初球を右前へ運ぶタイムリー。さらに5回には絶好調の5番・大山だ。
2本の安打と四球で作った二死満塁の場面で、宮城のチェンジアップを右前と運ぶ2点適時打。中盤までに4点を奪うと若き4番・佐藤輝が〝ひとり舞台〟で締めた。
7回に右翼越えにこの日2本目となる2点タイムリーを放つと、9回には走者2人を置いて、オリックス・K―鈴木のフォークを一閃。京セラドームの5階席に突き刺す推定飛距離120メートルの特大13号3ランを放つと、虎党が陣取った3塁側スタンドはお祭り騒ぎだ。
投げても先発・ガンケルが無四球5安打1失点と危なげない投球で9回を来日初完投。投打にスキなしの完勝劇に矢野燿大監督(53)も「いつも『俺たちの野球』って言っているけど、全員で戦ってしっかり勝てた。流れ的にも勢い的にも、大きいかなと思う。チーム全体でどう点を取っていくか、という流れがこの交流戦で作れたと思う」と満足げ。
交流戦を12勝6敗の2位で終了し、最大16あった借金も6まで減らした。矢野監督は「たまたまじゃないという勝ちが増えてきたし、ピッチャーはずっと頑張ってくれていたし。点をどう取るかという部分は交流戦でできた」とキッパリ。17日からのリーグ戦再開へ手応え十分の指揮官は、最後まで言葉に力を込めていた。












