阪神・矢野燿大監督が16日に甲子園球場で行われた全体練習開始前にミーティングを開き、ナインたちへ「挑戦することの大切さ」を改めて訓示した。
「ここまで開幕ボロボロのドン底から、みんながここまで盛り返してくれた。俺自身もいろんな発見とかそういうのがあった交流戦だった。そういうところではもう一回、自分がやりたかった野球とか、そういうものに改めてチャレンジしていきたないという心境にしてもらえた」と12勝6敗(12球団2位)の好成績で終えた交流戦を振り返った矢野監督。直近11試合で9勝2敗。借金も残り6と完済への道筋が見えてきたが、指揮官本人にとっても自身の立ち返るべき「原点」を再発見することができた戦いだったという。
何よりも大きかったのは「元・虎のプリンス」新庄ビッグボスの甲子園凱旋ゲームとなった3日の日本ハム戦。この試合では3回終了時点で背負った最大6点のビハインドを逆転し9―7で勝利。攻めの姿勢を貫き、投打一丸の不屈の総力戦で得た白星は最大7点のリードを逆転された開幕・ヤクルト戦(3月25日、京セラドーム大阪)の悪夢を払拭するものでもあった。
この一戦をきっかけに連勝街道を本格的に走り始めた矢野阪神。17日から再開するリーグ戦・DeNA戦(甲子園)を前に「残りの試合が楽しみになるような戦いをしていきたい」と指揮官もナインたちに熱く語りかけたという。
「最後まで諦めない」。「困難な状況すら楽しむ」。「誰かのために目の前の一戦を戦う」。指揮官が就任以来選手たちに説き続けてきた哲学が、ビッグウエーブを巻き起こしつつある。シーズンは残り78試合。本当の戦いはここから始まる――。












