女子プロレス界のカリスマ・長与千種(51)が13日、来年に23年ぶりとなる「女子オールスター戦」の開催を目指すことを表明した。5月3日に東京・豊洲PIT(江東区)で旗揚げ戦を行う新団体「マーベラス」は女子プロレスのメジャー化が目標。このため長与は、1年後の進出を計画する横浜アリーナ大会で全ての女子プロ団体に参戦オファーを出すという。業界全体を巻き込もうとするカリスマの真意とは――。
いよいよベールを脱ぐ新団体の旗揚げ戦は、彩羽匠VS里村明衣子、KAORUVSカサンドラ宮城の2試合が決まっている。残るカードは15日に発表される予定で、全6試合が行われる。プロデューサーとして関わる長与は「テーマの『ドラマティックな女子プロレス、解禁します』は、例えば天龍(源一郎)さんとオカダ(カズチカ)さんの試合は心を動かす熱いものがあった。世志琥は復帰戦の最後に土下座をして、お客さんが受け止めた。そういうドラマ性を追い求める団体になりたい」と具体例を挙げて方向性を説明した。
演出も凝る予定で、新たな門出にふさわしい華やかな大会になりそうだ。全国で大小100近くの団体が乱立する中、あえて新団体旗揚げに動いた理由は一つ。「このままじゃ衰退する。どこの団体も頑張っているし、技術も最高だし、体も鍛えている。でも足りない。一つ見ても、女子レスラーになりたいって子が少ない。(全日本女子プロレス時代の)当時は1万通以上の応募が来たと聞いた。希望を持てるとか夢を持てる業界にしないと」と停滞する女子プロ界への危機感がある。
「メジャーにしなきゃ」と痛感した長与は地上波放送をつけるべく動いているが、現状では「(女子プロの放送は)メジャー感がない」という感触だった。そこで考えた手段が1年後の開催を目指す横浜アリーナ大会だ。「いろんな団体にオファーをかけてみようと思う。賛同してくれればその団体に枠をあげて、その枠はあなたたちのコマーシャルの時間だし、頑張りなさいよという空間をつくりたい」
実現すれば事実上、1994年11月20日に全女が主催する形で行われた東京ドーム大会以来の女子オールスター戦になる。長与はもちろん、この大会に出場した。「マーベラスは本当にメジャーを狙っているし、させる。うちが上がれば、他も上がる。それがプロレス界に戻ってきた意義ですから」と誓ったカリスマの手腕に注目だ。












