楽天・石井一久GM(47)が7日の今季最終試合・西武戦(楽天生命)終了後、オンラインで報道陣の取材に応じた。
4位に終わった2020年シーズンについて「変則的なシーズンになったが、僕自身も反省はあるし、選手もある。個々は改善していかなければいけない。上位というか、結局ソフトバンクに対して、なかなか抵抗できない状況を考えないと。得失点については年々改善しつつあるが、それ以上にディフェンス力。野球は後ろから固めていくことが大事。特にブルペンの投手力というのは痛感している」と振り返った。
また、自らが推す形で二軍監督から内部昇格した三木監督の就任1年目に関しては、自身のサポートが不足していたことを暗に匂わせつつ「いろんなところで彼の良さを消しているというのは僕の反省点。一軍の中で凄く重圧のかかる中での采配であったり、いろんな指揮を執っていかなければいけない中で何か手助けできなかったかというところがある。彼の特徴を発揮してもらうということを考えると、発揮しづらいところかなと思う」と述べた。
そして、あらためてチーム編成についても「自分の中で投手力、オフェンスというのはかなり充実している。ディフェンスを伴うところが整備できなかったのは反省点。中期的な育成というところを考えて短期的な結果を出せなかったのは僕の責任」と口にし、自らを責めた。
焦点とされる三木監督の去就には「皆さんを焦(じ)らすようで申し訳ないが、来季に向けて準備していきたいので、その準備が整ったらご報告できれば。組閣が決まらない中での練習は効果を成さない。すべての担当を決めて練習に臨みたいと思っています」と語るにとどめ、秋季練習前をメドに決定する方針を明かした。