阪神は17日のヤクルト戦(神宮)に1―2でサヨナラ負け。守護神・岩崎が最終回に2点を失う悔しすぎる形の敗戦となったが、虎の子の1点リードを最終回まで守り抜き、バトンをつないだアルカンタラ、湯浅ら中継ぎ陣の奮闘がこの日も光った。
先発・西勇の後を受け1―0の7回に2番手としてマウンドに上がった渡辺雄大投手は、左のワンポイントとしてリーグを代表する強打者・村上と対峙。独特のサイドスローを武器に、フルカウントからの外角直球で背番号55から空振り三振を奪い、マウンド上で雄たけびを上げた。今季ここまで13試合に登板し、防御率1・93。今や虎ブルペンに必要不可欠な存在だ。
「左強打者を打ち取る仕事人左腕」として虎党の記憶に残るのは、同球団OBの遠山奨志氏。1997年オフにロッテから戦力外通告を受け、30歳にして阪神にテスト入団した左腕はその後、名将・野村克也監督(当時)に抜てきされ、左のワンポイントリリーフとして劇的な復活を果たした。特に99年シーズンは、宿敵巨人の絶対的主砲・松井秀喜氏を13打数無安打に抑え込み「ゴジラキラーの遠山桜」として大喝采を浴びた。
渡辺も昨オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、30歳にして今季から阪神で再スタートをきった左のサイドスロー投手。「本塁打厳禁」の鉄火場でこの日も大仕事を成し遂げた渡辺は「村上選手に対し、しっかり自分の投球をすることができた。これからも自分が求められている役割をしっかりまっとうできるようにしたい」と充実感いっぱいにこの日の登板を振り返った。












