虎の超人は、ぎっくり腰ぐらいでヘコたれない。阪神のベテラン・糸井嘉男外野手(40)が13日からのDeNA戦(横浜)に向けて「超人節」連発で自ら出場へ〝OKサイン〟を出した。
ここまで27試合で打率3割1分8厘、3本塁打18打点をマーク。好調なベテランだが、心配なのはフィジカル面だ。5月に入ってから2試合で代打起用されたものの6日の中日戦(バンテリン)以降は4試合連続でベンチ入りも不出場。チームが得点力不足にあえぐ中、コンディション不良で欠場を強いられた。
だが11日の広島戦で「6番・右翼」でスタメンに復帰。いきなり2安打1打点を含む全打席出塁と存在感を示し、周囲の度肝を抜いた。
そして12日の練習後には、10日の広島戦(マツダ)まで先発を見合わせていたコンディション不良の詳細について実は「ぎっくり腰」を患っていたことを自ら告白。「昨日から(試合に)出ているから問題ない」と胸を張ると、欠場中の自身の胸の内に関しても「がっかりしてた。『がっかり腰』でがっかりしたので(笑)。まぁ1週間では絶対治したいと思っていたので。1週間でここまで回復したので」と独特の〝超人節〟を交えて笑い飛ばしながら明かし、スタメン復帰へあらためて意欲を燃やした。
まだまだ老け込むわけにはいかない。同じベテランのライバルたちから触発を受け、モチベーションも相当に高いようだ。12日からチームは横浜、神宮と1週間のビジター遠征が続く。この間の2カード目で対戦するヤクルトには、42歳のリーグ最年長投手・石川雅規と同級生・青木宣親が名を連ね健在ぶりを発揮している。先月23日のヤクルト戦(神宮)では石川が勝利投手となり、さらに青木も決勝弾を放って辛酸をなめさせられた。ほぼ同世代の面々に躍動する姿を見せつけられ、自身も燃えないわけにはいかない。
「青木、石川さんね。ああいう活躍をしているのを見て40歳、年齢だけの話になりますけど、すごくかっこいいなと思いますし、尊敬できますね」
あくなき向上心を持つ虎のベテランは、まだまだ暴れ足りていないと自覚している。今度はツバメのライバル2人の眼前でお返しの〝糸井の日〟を作り出すべく大暴れするつもりだ。












