ソフトバンクの柳田悠岐外野手(31)が25日、ヤフオクドーム内で契約更改に臨み、来季から新たに7年契約を結んだことを明かした。

 柳田は来季中に予定されていた海外FA権の取得に合わせて、一昨年オフに3年契約を締結していた。しかし、今季の4か月半にも及ぶ長期離脱により海外FAは先送りとなった。「流れとか運命をめっちゃ信じるタイプなので。来年、海外FAを取れないので、これも運命なのかなと思いました」

 メジャー挑戦の夢を断念し、球団から提示された7年の大型契約を結ぶことを決断した。来季からの結び直しで、来季年俸は現状維持の5億7000万円。最初の4年間の結果次第で残りの3年間の契約が決まるという。

 ケガがなければ「絶対してない。(来季)海外FAを取れると思って3年契約を結んでいた」とも話す。今回も悩んだ末の決断ではあった。ただ、周囲の人間とも相談して結論を導き出した。今は後悔はない。「プロ野球に入って野球をやるのが夢だった。今はその夢の中でやらせてもらっている」

 この契約を持って野球人生を締めくくるつもり。柳田は「昨日、買いに行きました」とソフトバンクカラーの黄色のネクタイを手に取ってニッコリと笑みを浮かべた。

(金額は推定)