阪神は25日の開幕・ヤクルト戦(京セラドーム大阪)に8―10で敗退。開幕前からかねて指摘されてきた中継ぎ陣の未整備が顕在化し、最大7点のリードをひっくり返される、むごすぎる終幕に直結した。
新型コロナウイルスに感染してしまい戦線離脱を余儀なくされた青柳の〝代役〟として開幕投手を務めた藤浪は7回3失点の投球内容で大役をまっとう。右腕が降板した時点で8―3と5点のリードがあったが、8回のマウンドを託された斎藤と岩崎が計4失点。8―7とリードを1点に詰められた9回に〝ぶっつけ本番〟に近い形で守護神としてマウンドに上がったケラーは1イニングで2本のアーチを被弾し逆転を許す悪夢のような展開。今季限りで指揮官を退任する意向を表明している矢野監督の「最後の最初の一戦」は最悪の形で幕を閉じた。
試合後の矢野監督も「7点差をひっくり返されるということはなかなかない。俺自身の責任として受けとめながら(チームを)どう立て直すかを考えなければならない。『仕方がない』では済まされない。(あす以降)自分たちで流れを変える野球をしなければならない」と、努めて前向きに振る舞いながらも落胆の色は隠せない。
今後もケラーを守護神として起用するかは「今すぐ決断するのはなかなか難しいけど、今のこの時点ではシーズンを戦う上でケラーに頑張ってもらわないとと思っているので」とした。
8回・岩崎―9回・ケラーの「新・勝利の方程式」が開幕初戦から打ち込まれた精神的ダメージは大きい。「143分の1以上の価値がある」と戦前に指揮官が形容した一戦で痛恨の黒星を喫してしまった。












