スペイン1部レアル・マドリードが、次期監督としてイングランド・プレミアリーグのチェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督を有力候補にリストアップした。

 Rマドリードでは20日に行われた宿敵バルセロナとの伝統の一戦〝クラシコ〟で0―4と歴史的大敗を喫したことで、アンチェロッティ監督の解任論が浮上。今季首位を走る国内リーグ戦と8強に進出している欧州チャンピオンズリーグ(CL)のタイトル次第で今季終了後に監督を交代する可能性が出ている。

 そうした中でクラブ側は後任候補をリストアップ。スペイン紙「スポルト」は「フロレンティーノ・ペレス会長のリストにトゥヘルが載っている。タイトルを逃した場合、ドイツ人監督がアンチェロッティに取って代わるのに最もふさわしい立場にある」とトゥヘル監督が本命候補に躍り出たと報じた。

 トゥヘル監督を巡っては、チェルシーのオーナーを務めていたロマン・アブラモビッチ氏の資産が凍結されてクラブ売却に乗り出している。クラブの経営が厳しい状況の中でトゥヘル監督の去就も不透明になっており、今季終了後に他クラブから引き抜かれる公算が高くなっている。そこでRマドリードが電撃的に招へいを狙い始めた。

「トゥヘルは現在、最高の位置にいる。Rマドリードは、2024年まで契約を結んでいるにもかかわらず交渉がはるかに簡単になることを知っている。ペレス会長がトゥヘルについて受けている報告も非常に肯定的だ。チェルシーの指揮を執る彼の仕事は認められている」と名門は高く評価しているようだ。

 他の候補としては、リバプールのユルゲン・クロップ監督、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督、RマドリードのBチームを率いるラウル監督、スペイン1部レアル・ソシエダードBチームのシャビアロンソ監督などが挙がっている。

 期限付き移籍中の日本代表MF久保建英(マジョルカ)の去就にも関わるだけに、名門の監督問題に大きな注目が集まる。