【アリゾナ州テンピ発】キャンプ6日目の大谷翔平投手(27)が20日(日本時間21日)、翌日のオープン戦初登板、ロイヤルズ戦に向けてブルペン入りした。チームの遠征には帯同せず、フィールドでは軽めの調整で終えた。

 ストレッチ前にはチームメート、水原通訳らとボール遊びをして笑い声を上げる場面もあるなど、リラックスした様子。その後は、壁当て、キャッチボールを経て、ブルペン入り。捕手が立った状態で3球、座らせて16球、一球一球そばに置いたモニターを確認しながら、計19球を投じた。

 この日のブルペン捕手は、昨シーズン大谷が先発した23試合中16試合で女房役を務め、12日(同13日)に1年契約でエンゼルス残留を決めたカート•スズキ(38)。

「翔平のブルペンは軽めの傾向だけど、去年と比べると今日のブルペンはキレがあったね。去年より、体の状態ができている。心地良さそうなのが見ててわかるよ。去年はまだ体を作り直している状態だったから。信じないかもしれないけど、僕は今年さらにすごい投球が見られると思っているよ」と笑顔。球種は直球、スプリット、チェンジアップが中心だった。

 途中、大谷がスズキに「今のカットだった?」と英語で問う場面も。

「ファストボールについて聞いてきたんだ。彼の球は、まず真っすぐ来ない。カットするし、走るし、落ちるし、いろいろな変化をするからとても楽しいよ。シーズン中は監督の判断次第だけど、翔平の球を捕れたらうれしいね。彼との夜は必ずスペシャルなことが起こるから」(スズキ)

 翌日の試合では別の捕手が先発出場する予定だが、大谷のMVPを影で支えた1人であるスズキとのコンビも見たいところだ。

 マドン監督によれば、ロイヤルズ戦は大谷の意向で投手専念。リアル二刀流は、2登板目以降になりそう。なおロイヤルズ戦では球数45球前後、2~3イニングを予定している。