世界最大のプロレス団体「WWE」の元人気ディーバ、アシュリー・マッサーロさんが現地時間16日午前、ニューヨーク州サフォーク郡の自宅で倒れ、搬送された近くの病院で死亡したことが分かった。39歳だった。死因など詳細は発表されていないが、事件性はないという。

 米ニュースサイト「TMZスポーツ」によると、アシュリーさんは2005年の「WWEロウ・ディーバ・サーチ」で優勝し、同団体と25万ドル(約2700万円)の1年契約を獲得。その後はポール・ロンドン&ブライアン・ケンドリックのマネジャーなどを務めた。

 選手時代には07年、祭典「レッスルマニア23」でWWE女子王者・メリーナ・ペレスに挑戦するも惜敗。翌08年の「レッスルマニア24」のバニーマニアマッチではマリア・ケネリスとのタッグでメリーナ&ベス・フェニックスに挑んだが、敗れた。

 07年にはCBSのリアリティー番組「サバイバー」にも出演。同年4月には米男性誌「プレイボーイ」の表紙も飾っている。

 08年にWWEとの契約を解除し、プロレス界から引退。17年9月にプロレス団体「ZERO1・プロフェッショナル・レスリング・USA」の興行に一日限りで復帰し、元WWEディーバ、ジリアン・フレッチャーと対戦し話題になった。

 悲報を受け、WWEは16日、「元WWEスーパースター、アシュリー・マッサーロの突然の死に悲しみでいっぱいです。故人は05~08年までWWEで活躍し、仲間のスター選手や世界中のファンから愛されました。御遺族や友人の方々に哀悼の意を表します」との声明を発表した。