17年ぶりにWBC8強入りを決めた韓国に、水を差すアクシデントが起きた。韓国メディア「スターニュース」によると、豪州戦に先発した左腕・孫柱永(ソン・ジュヨン)投手(28=LGツインズ)が11日に病院で検査を受け、左肘内側の筋肉に炎症と腫れが見つかり、10日間の休養が必要と診断された。これにより、準々決勝の地・米フロリダ州マイアミでのチーム再合流は事実上消滅。韓国は勝ち上がりの余韻に浸る間もなく、代役選定を迫られることになった。
ソン・ジュヨンは9日のWBC1次ラウンドC組・オーストラリア戦(東京ドーム)で先発し、1回を1安打1四球無失点。この試合で韓国は5点差以上かつ2失点以内という厳しい条件を満たす必要があったが、左腕は初回を踏ん張って流れをつくった。ただ、2回の投球練習中に肘の違和感を訴え、自ら交代を要請。試合後には「100%の力で投げられないと感じた」と説明していた。
韓国はその後、盧景銀(ノ・ギョンウン)投手(42)ら救援陣が踏ん張り、7―2でオーストラリアを下して失点率差で同組2位通過を決めた。
昨季11勝6敗、防御率3・41を残したソン・ジュヨンは、今大会の「勝負手」でもあった。だからこそ、離脱の痛手は小さくない。前出のスターニュースは、現時点の代役候補としてカージナルス傘下の韓国系右腕ライリー・オブライエン(31=カージナルス)が有力視されていると報道。オブライエンは2月にふくらはぎ痛で代表入りを逃したが、現在はオープン戦で登板を重ねているという。
奇跡の8強進出を果たした韓国は10日(同11日)、フロリダにチャーター機で到着。13日(同14日)に準々決勝を迎えるが、次の大一番を前に今度はマウンド再編という新たな難題に直面した。













