韓国は宿敵・日本の壁をまたも越えられなかった。WBCの1次ラウンドC組・日本戦(7日、東京ドーム)では、打線が奮起しながらも投手力の不安定さを露呈。粘り切れずに勝ち越しを許し、6―8と及ばなかった。

 韓国は7投手を投入して8失点、7安打、6四球だったが、中でも6回同点の場面で4番手で登板した元KBOの守護神、コ・ウソク投手(高佑錫=27)が吉田(レッドソックス)を三飛、岡本(ブルージェイズ)を遊ゴロ、村上(ホワイトソックス)を遊ゴロと、メジャーリーガーを三者凡退に仕留めて見せた。

 タイガースとマイナー契約を結ぶコ・ウソクは、前回2023年大会の本番前に「大谷翔平には投げるところがなくなったら、お尻とか痛くないところに当てよう」などと〝故意死球〟発言して波紋を広げた投手。結局、直前の強化試合で首を痛めて緊急帰国したため、今回が仕切り直しの初参戦となっている。

 大谷との対決は実現しなかったが、満を持しての登板で154キロの速球を投げ込み、メジャーリーガー斬りに成功。大舞台での〝剛腕復活〟に韓国メディア「エクスポーツニュース」は「日本の最強打者をすべて抑えた。154キロをドン! 日本戦11連敗の韓国の唯一の慰めだ。相手が最高レベルの打者という点で明らかに意味のある結果だ。自らの実力を全世界の視聴者とメジャーリーグ関係者の前で披露した」と舌禍騒動を払拭し、メジャー契約に向けても最高のアピールになったと伝えている。