29日の広島・マツダスタジアムでの「Carp Legend Game」では「レジェンドOB対決」として、試合外でも盛り上がった。

 なかでも2万7550人(主催者発表)のファンが静寂をもって見守ったのが、00年台のチームの投打の主力でもあった日米通算通算203勝の黒田博樹氏(50・球団アドバイザー)と通算2119安打の打撃の天才・前田智徳氏(54)の真剣勝負。同じチームだったゆえに紅白戦の1打席しか対戦経験のなかった2人が本拠地・マツダで相まみえたのだ。

 結果は前田氏が黒田氏の渾身の直球をライナー性の打球で、右中間に弾き返したが、右翼手が好捕。結果としては黒田氏に軍配があがった。黒田氏が「自分の持っている今のもっているモノは出せたかなと。来てもらうファンの方に少しでも、いいところを見せてあげたいという気持ちもあった」と振り返れば、前田氏も「役割を果たそうと必死に頑張ったんですけど無理でした。やっぱ54歳なんでね…(黒田氏は)50歳であんな(速い)球、投げるなんて。黒田クンはレジェンドなんで。本当に冥土の土産です(笑)」。

 お互いに現役時代を彷彿とさせる投球と打球を放ち、ファンは大喝采だった。