ドジャースの山本由伸投手(27)は31日(日本時間1日)に敵地トロントでのブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第6戦に先発し、6回を5安打1失点、6三振1四球でポストシーズン4勝目(1敗)を挙げた。チームは3―1で勝って対戦成績を3勝3敗とし、逆王手をかけた。世界一を決める第7戦は1日(同2日)にトロントで行われる。
初回一死後、ルーカスの内野ゴロを三塁手マンシーが後逸。走者を置いてゲレロとの対戦になったが、カウント1―1から、真ん中低めのカーブで三ゴロ併殺打に打ち取った。2回は三者凡退。
スミスの先制適時打、ベッツの2点適時打で3点を先制してもらった3回は先頭バージャーに左翼線二塁打。続くクレメントはスプリットで3球三振。ヒメネスもスプリットで二ゴロに仕留めるが走者は三塁へ。ここでスプリンガーが中堅右に運んで1点を返された。
4回はゲレロをスプリットで見逃し三振。ビシェットは左前打されるが、バーショをスプリットで二ゴロ併殺打に仕留めて切り抜けた。
5回は二死後にクレメントに遊撃内野安打されたが、ヒメネスを中飛。6回は二死後にゲレロに左翼線二塁打、ビシェットを歩かせて得点圏に走者を背負ったが、バーショをスプリットで空振り三振に仕留めた。球数は96球に達しており、ここで降板となった。第2戦で9回完投から中5日の登板でエースの役割を果たした。
この日はスプリット34パーセント(前回32パーセント)、フォーシーム23パーセント(同24パーセント)、カーブ19パーセント(同22パーセント)、カットボール10パーセント(同12パーセント)、シンカー7パーセント(同6パーセント)、スライダー6パーセント(同4パーセント)と割合はほぼ同じだったが、組み立てを変えた。第2戦では序盤、初球はスプリットやフォーシームで7回以降はカーブから入った。この日はカットボールやシンカーから入るなどブルージェイズ打線を困惑させた。
9回に3番手の佐々木朗希投手(23)が先頭カークに死球を与えるとバージャーに中越え打球を打たれた。一走に続き、バージャーも生還し、3―3の同点になったと思われたが、この打球が幸運にもフェンスの隙間に入ったため、グランドルールで二塁打となり、無死二、三塁となった。
ここで、第7戦があれば先発すると思われていたグラスノーが4番手で登板。クレメントが初球を打って一飛、続くヒメネスの左前に落ちるかと思われた打球を左翼のE・ヘルナンデスが好捕。飛び出した二走が戻れず、併殺打で試合終了となり、3勝3敗のタイとなった。山本の粘りの好投が9回の〝幸運〟を呼び込んだといえるだろう。
強打のブルージェイズ打線を相手に2試合で2失点。完投勝利に崖っぷちでの好投で2勝で防御率1・20と無双した。ドジャースがWSを制すれば山本がMVPの最有力候補だ。












