巨人が27日の広島戦(マツダ)に2―3で敗れて3連敗。本塁クロスプレーを巡る思わぬ形で試合終了となり、不満が渦巻いた。
1点を追う9回一死一、三塁の好機でリチャードは一ゴロとなり、三走の門脇は本塁に突入。一塁ベースを踏んでアウトにしたモンテロからの本塁送球はやや三塁側にそれ、ホームベースをまたぐ格好で待機していた捕手・会沢にタッチアウトとされた。ベンチから飛び出した阿部慎之助監督(46)はリクエストを要求したが、審判団は会沢が走路をふさいだ可能性についても協議した上で判定通り「アウト」でゲームセットとなった。
阿部監督は「僕が言ったのは、捕手はああいうプレーの時はベースの前にいなくちゃいけないんじゃないですか、と。(審判団は)『流れの中でああなったんで』『走路空いてました』って言うから。だけど交錯しているからね。しっかりね。流れの中でああいうブロックはしていいんだなって思っちゃいますよね」と納得いかない様子だった。
審判団は「(捕手はベースの)前にいなくちゃいけない」と強調し「正直難しい判断なのは間違いないですけれども、ベースは空けていた。なおかつタイミングはアウトだったので、判定通りの結果を出しました」と説明した。
ただ、当該事象で捕手の位置については明確な基準が明記されていないため〝グレーゾーン〟とも言える。指揮官の言葉通り、許されるのならば原則にのっとる必要はなく「正直者がバカを見る」状態でもある。
実際、捕手・甲斐は原則を忠実に守り、同様のケースで泣かされたことも少なくない。しかも23日のDeNA戦(東京ドーム)では本塁クロスプレーで「右中指中手骨頭骨折」を負い、戦線離脱する事態となった。それだけに巨人の首脳陣からは「あれはコリジョンだよ」「コリジョンだって書いておいてください」「どう考えてもふさいでいる」など強い不満が噴き出した。
阿部監督は「明日切り替えて頑張ります」と語るにとどめたが、何とも後味が悪い結果となったことは間違いない。












