第107回全国高校野球選手権大会の開幕試合(5日、甲子園)を前に始球式が行われ、中京大中京の女子軟式野球部の森本愛華さん(3年)が始球式を行った。横浜隼人の平野将梧さん(3年)が捕手を務めた。

 直前に、始球式で使用するボールをヘリコプターからグラウンドに届ける手はずだったが、浜風の影響もあり、2度目で成功。森本さんはそんなハプニングにも動じずに左腕を大きく振り上げ、投じた球はノーバウンドでキャッチャーミットに収まった。球場が拍手と歓声で包まれると深々とお辞儀し、プレート付近を手でならしてマウンドから降りた。

 大役を務めた森本さんは「ストレートを投げました。360度どこを見ても観客がいるというのは初めてだったので、すごく貴重な経験をさせてもらったなと思います」と笑顔で振り返った。

 森本さんは手でボールを打つ男女混合のスポーツ「ベースボール5」の日本ユース代表。3月に台湾で開催されたアジアカップでは女子の最優秀選手に選ばれた。夏の全国高校野球大会で女子高生が始球式を務めるのは今回が初めてだった。