結果的に〝恵みの雨〟となった。パ2位・ソフトバンクは17日のロッテ戦(北九州)に2―2(降雨コールド)で引き分けた。今カードは最下位相手に2勝1分け。首位・日本ハムがこの日敗れたため、ゲーム差は2に縮まった。

 3回終了後に1時間以上中断する荒天に見舞われた年に一度の北九州開催。空模様同様に、ホークスにとっては序盤から不穏な展開となった。初回、先発の松本晴が先頭から連打を浴びると、一死満塁から内野ゴロの間に先制点を献上。続く2回も西川に適時二塁打を浴びて2イニング連続で失点を重ねた。松本晴が3回までに許した安打は6本。不慣れなマウンドでリズムをつかめなかった。

 2回に川瀬の適時三塁打で1点を返し、1―2で迎えた3回だった。雨雲が上空を覆い、落雷をともなう強い雨が急に降り出すと試合は一時中断。再開まで1時間7分を要した。

 4回からホークスベンチは松本晴に代えて、大山をマウンドに送った。中断が長引いたこと、この日の松本晴のでき、翌日が試合のない移動日ということを総合的に判断した継投に映った。大山は味方の好守もあって4回を三者凡退に抑えると、続く5回は無死一、二塁のピンチを背負うも後続を断って無失点。ピンチの後にチャンスありとばかりに、打線は5回に牧原大の適時打で試合を振り出しに戻した。

 最後はまさかの決着となった。6回に3番手・川口が上田に勝ち越しの2ランを被弾。その後も連打を浴びてピンチを招くと、代わった4番手・大野も流れを止められず2点を失った。6回表二死の時点でスコアは2―6。ここで再び雨脚が強まり、試合は中断。その後、審判団の判断で降雨コールドとなり、規定により5回終了時点のスコアが最終結果となった。

 九死に一生を得るかのごとくを敗戦を免れたホークス。試合後、川口は「周東さんから(プロ初黒星がつかず)『お前ついてるな』と言われました」と苦笑いを浮かべ、帰りのバスに乗り込んだ。

 2度の中断を経てラッキーなドロー決着。首位・日本ハムに2ゲーム差に接近し、前半戦は19日からの敵地での西武3連戦(ベルーナ)を残すのみ。新庄ハムに重圧をかけ、どこまで肉薄できるか。後半戦にはずみをつけるべく、文字通り踏ん張りどころとなりそうだ。