パ・最下位に沈む楽天は、三木肇前監督をシーズン途中で事実上解任し、今月17日に吉井理人新監督の就任を発表。異例の人事に初夏の球界は大きく揺れることとなった。
そんな古巣を複雑な思いで見つめているのは、2015年に同球団で指揮官を務めた経験も持つ球界OB・大久保博元氏(59)だ。自身のYouTubeチャンネルにデータアナリストの志田宗大氏をゲストとして招き、楽天の現在地について語り合った。
まず志田氏は「楽天は投手力が弱く平均球速もリーグ内で一番弱い。変化球頼みになる場合も多いのですがパ・リーグだとつかまりやすい。打者もストレートを打ち返す能力が弱い。走塁も『もう一つ先の塁』にいく力が劣っている。それが得点能力の低下につながっている」とアナリストらしく分析する。
志田氏の冷静な解説にしばし耳を傾けていた大久保氏だが「そうなるともう監督(の問題)じゃないじゃん。俺ね、三木谷オーナーが監督やったらいいと思うんだよ」といきなりのトンデモ発言をブッ放す。志田氏は「いやそれは無理でしょ」と苦笑いを浮かべたが、その背景には大久保氏なりの理屈と経験があった。
大久保氏は指揮官在任中に「紅白戦で三木谷さんにサインを出してもらったことがある」という。現場の苦労を分かってもらおうとの意図だったそうだが「ところがこれがことごとく成功するんだよ(笑い)。バスターエンドランとか守備のブルドッグとかさ。『ここバントいらないね。ヒッティング』って言ったら本当に打球が一、二塁間を抜けていく(笑い)」
現場への介入が激しいことで知られる三木谷オーナーだが野球への情熱と造詣はプロですら一目置いているという。「ああいう天才はデータは一発で頭に入れることができる。あのチームを誰よりも理解している人だしね。あの人作戦もいつも考えているから」と大久保氏は持論を展開した。












