G打線が息を吹き返す中、外野陣の一体感も日増しに強まっている。巨人は23日の広島戦(マツダ)に7―3で快勝し、阪神と並ぶリーグ首位タイに再浮上した。
先発の戸郷は制球に苦しみながらも6回1/3を5安打3失点でゲームメーク。打線は3回に浦田の犠飛、さらに松本剛外野手(32)の適時打で2点を先制し、5回にも1点を追加。7回には久々に中軸を任された泉口が走者一掃の適時二塁打を放つなど一挙4点を奪い、計9安打7得点と畳みかけた。救援陣も高梨から船迫、中川、田中瑛、マルティネスへと小刻みにつなぎ、反撃を封じた。
中でも存在感を放ったのが松本だ。2本の適時打を含む4打数3安打2打点、1四球で4出塁。打線を勢いづけた背番号9は「少しずつ良くなってきていて、数字にも表れてきているので、まだまだシーズン長いので、1日1日変わらずしっかり準備していきたいなと思います」と表情を引き締めた。
橋上秀樹監督代行(60)も「彼の本来の力という感じもします。チーム、リーグが変わってから、落ち着いてできるような状態になってきたんじゃないかというふうに思います」と評価。20日の中日戦(東京ドーム)で一軍昇格即アーチを放った浅野も、この日は3回の第1打席で広島・玉村のフォークを右前へ運び、好調をアピールした。
守備では、互いの考えを瞬時に察する「あうんの呼吸」が欠かせない外野陣。その土台となる空気も悪くない。練習では松本と佐々木俊輔外野手(26)の〝帝京コンビ〟をはじめ、中山礼都外野手(24)と丸佳浩外野手(37)が軽妙なやり取りを交わすなど、ムードは上々だ。
結束の背景には恒例行事もある。広島遠征の際、丸が主催する「外野手会」だ。丸が広島時代から通う焼き肉店に、亀井善行外野守備兼走塁コーチ(43)を含む外野陣が集うのが恒例。今季から外野手登録となった中山も正式にメンバー入りし「今回も行きますし、広島に遠征するたびに行っています。丸さんが『○日の○時から』と決めてくださって、亀さん(亀井コーチ)も来てくれます。広島遠征の楽しみの1つです」と笑顔を見せた。
広島の夜に育まれる信頼関係が、夏場の巨人に新たな勢いをもたらしそうだ。












