先週末に開幕した米大学野球サマーリーグの最高峰として知られるケープコッド・ベースボール・リーグ(CCBL)が18日(日本時間19日)に、レッドソックスの本拠地ボストンのフェンウェイ・パークで毎年恒例の「フェンウェイ・デー」を開催した。10チームが5組に分かれ、メジャー球団のスカウトの前で守備練習、フリー打撃などを行った。
練習開始まで右翼スタンドで待機していたハイアニスでプレーする冨井翼投手(20)と、ハーウィッチの井上心太郎二塁手(22)は、大学生に混じるように右翼付近でキャッチボールをしているレッドソックスの吉田正尚外野手(31)に気づき、頃合いを見計らい、思い切ってあいさつに出向いた。
「自分たちの学校や経歴について聞いていただきました」と興奮気味に振り返る井上は山口の高川学園高校出身だ。
「春はベンチ外で、最後の夏だけベンチ入りして、一応甲子園には行きましたが出場はありませんでした。(高校ではほとんど)プレーしていなかったので日本の大学からのオファーはもちろん無くて、自分的にはプロになるつもりでアメリカのコミュニティカレッジ(短大)で自分の実力を示していければと、そういう覚悟を持って来ました」。今春はカンザス州立大で58試合に出場し、打率2割7分9厘、9本塁打、31打点をマーク、CCBLへの切符を手にした。この日のフリー打撃ではサク越えこそなかったが、逆方向の左中間にライナー性の打球を放っていた。
「吉田選手は、僕より少し背が高いくらいですけど、身体がデカかったです」と話す169センチの冨井は、2017年リトルリーグワールドシリーズ優勝投手(日本代表・東京北砂)として北米では知られた存在で、「コミュニケーションが取りやすいです」と話す。青森の八戸学院光星高校時代は背番号13で22年夏に甲子園のマウンドに立ち、サヨナラ安打を浴びた経験を持つ。
今春はアリゾナ州のピマ短大で18試合にリリーフとして登板し、5勝1敗4セーブ、防御率1.40、25回2/3を投げ34三振を奪い、今秋からハワイ大へ編入する。キャッチボール、フリー打撃中の球拾いでフェンウェイ・パークを堪能した右腕は「芝生もめちゃくちゃキレイで、英語で言うとアメイジングですね。甲子園と一緒で、やっと来られたかな」。先週末に開幕したCCBLについては「やっとスタートラインに立ったかなと思いますけど、戦力にならないといけないです」と意気込みを語った。












