第97回選抜高校野球大会第6日第1試合が23日に甲子園で行われ、東海大札幌(北海道)が日本航空石川を7―6で下した。5―6となった直後の9回二死一、二塁から太田(3年)、鈴木(3年)の連続適時打で逆転に成功。9回は先発したエース左腕・矢吹(3年)が再度マウンドに上がり、1点のリードを守り切った。
そんな1回戦の〝大トリ〟を飾った東海大札幌ナインの発奮材料となったのが、同校OBで虎3年目投手のサプライズ激励だ。センバツ開幕前の13日、〝ユニホームを配布する〟と大阪市内にある宿舎の会議室に集められたナインの前には、阪神・門別啓人投手(20)の姿が。OB左腕からは「自分たちは一度も甲子園に出れなかったので後輩たちが出てくれてうれしい。頑張って」とエールを送られたといい、チーム内からは「自分たちはこうして甲子園に出ることができたので、門別さんの分まで頑張りたいと思ってやっています」との声が上がる。
また門別にとって大阪市内の宿舎を訪問した13日は、先発を任されたMLB開幕シリーズ・カブス戦(15日、東京ドーム)の直前。多忙な練習の合間を縫っての訪問に、ナインも大盛り上がりだったようで「門別さんが来るとは知らなかったのでびっくりしましたし、忙しい時期なのにありがたいなと。みんなサイン書いてもらおうとしたり、写真撮ってもらおうとしたりしてました」と笑顔で明かした。
この日の先発・矢吹も、好きな野球選手に門別を挙げるなどリスペクトしているだけに「門別さんの試合を見ていると、いつも落ち着いてるなと感じて。今日の自分は焦りが出てしまっていたので、参考にしたいですし。次は落ち着いて投げたいです」と言葉に力を込めた。
高校時代、甲子園の土を踏むことができなかった先輩へ優勝を届けるためにも、まずは浦和実(埼玉)との2回戦(25日)突破を目指したい。












