ソフトバンク・柳町達外野手(27)が28日の巨人戦(東京ドーム)に代打として今季初出場を果たした。安打を放ち、チームの勝利に貢献した。

 1―0と緊迫した展開の7回、柳町の今シーズンが幕を開けた。6回零封と好投していた先発・有原の代打として打席に立つと、フルカウントからの直球を捉えて今季初安打となる左前打。その後、打線がつながり貴重な追加点の起点となった。柳町は「本当に必死で、一打席しっかり集中しようという思いで打席に入りました」と満足そうに振り返った。

 昨季は116試合に出場しながら、今季はチームの厚い戦力層もありここまでファーム暮らし。二軍で打率3割3分3厘と結果を残していた柳町が意識したのは「自分自身に負けないこと」だった。

「(なかなか一軍に)上がれなくて、ちょっと成績も下降気味だった中で、投げ出したくなる気持ちを踏ん張って…。次につなげるじゃないですけど、そういうところが自分自身の戦いだったなと思います」

 代打がコールされた際には、ファンからひときわ大きな歓声が上がり「より一層、集中力が増した。本当にありがたい声援だったなと思います」と感謝した。ファンも待ちわびた背番号32。その姿を見る機会もこれから増えそうだ。