大坂なおみ批判の全仏会長 今度は自分が〝会見ボイコット〟で非難の嵐「何という皮肉」「偽善者」

2021年06月01日 11時48分

全仏OPを棄権した大坂(ロイター)

 女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)が1日、自身のSNSで全仏オープン(パリ)棄権とうつ病を告白。全仏の主催者で、当初大坂の会見拒否を「ひどい間違い」と非難したフランステニス連盟のジル・モレトン会長が声明を発表した。しかし、記者会見に応じなかったことで「なんという皮肉だ」「偽善者」「自分は会見をしないのか!」と、メディアや関係者から非難ごうごうだ。

 モレトン会長は大坂の棄権について「残念。一刻も早く良くなり、回復することを祈っている。来年の大会で会えることを楽しみにしている」などと話した。しかし、欧米メディアによると、声明文は事前に用意されたもの。モレトン会長は紙に書かれた文を読みあげた後、記者の質問に応じず、すぐに退席してしまった。

 大坂の会見ボイコットに対し「ひどい間違い。到底受け入れられない」と言いながら、自分が窮地に陥ると会見を拒否した格好とあって大ブーイング。テニス記者のベン・ローゼンバーグ氏は「大坂の棄権に対し、フランステニス連盟会長が記者会見を受けないとは何という皮肉」とツイート。米国の政治戦略家エイドリアン・エロッド氏も、モレトン会長の行動を「偽善の最たるもの」と断罪した。オーストラリアの「ニューズドットコム」は、これら関係者が同会長を非難する声を挙げ「モレトン会長が偽善者と総攻撃を食らう」と報じた。

 すでに、大坂には初戦勝利後の会見を拒否したことで罰金1万5000ドル(約165万円)が科せられ、4大大会出場停止の可能性が示唆されていた。今回、大坂がうつ病を長く患っていたことが明らかになり、配慮不足を指摘する声も。今後、非難の矛先は一気に全仏、4大大会側へと向きそうだ。

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