【東京五輪】順番待ちの選手が密集…飛び込みW杯〝ずさん運営〟で五輪中止ムードに拍車

2021年05月01日 22時40分

飛び込み台に選手が密集…(ロイター)

 東京五輪最終予選の「飛び込みW杯」(東京アクアティクスセンター)が1日、開幕した。今大会は新型コロナウイルス対策を施して行われるテスト大会。本番を見据えた重要な位置づけだったが、逆にずさんな運営をさらし、五輪中止ムードに拍車をかけてしまった。

 参加者の行動範囲は会場と宿泊施設に限定され、厳重なバブル方式が取られていたが、対策の〝穴〟は競技会場にあった。間隔を空けて演技する本番とは違い、練習中は飛び込み台の上で順番待ちする選手が密集。マスクをつけずに列をなすシーンも目立った。

 大会前にはオーストラリア連盟が「安全でないことが明確となった」とコロナ禍の状況を鑑みて選手団の派遣を見送り。さらに開幕直前の28日の夜には海外コーチ1人が空港の検査で陽性が発覚。ただでさえ不安視された状況下で、くだんの「密」写真が拡散されたことで、ネット上では運営の甘さに批判が飛んだ。

 それだけではない。今大会は本来、先月18~23日のスケジュールだったが、国際水泳連盟(FINA)は「開催に向け、必要な措置を取らなかった」と文書で日本政府にダメ出し。「日本側がコロナ対策の費用負担についてFINAが責任を追うよう求めていること」を問題視し、日程が延期された経緯もある。

 他難続きの大会は6日まで行われる。これ以上、問題が起こらなければいいが…。

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