内村航平3・12引退試合は〝体操界のオールスター〟へ「一緒に会場を盛り上げたい」

2022年01月14日 16時05分

3月12日に引退試合を行う内村(東スポWeb)
3月12日に引退試合を行う内村(東スポWeb)

 前例のない祝祭イベントとなりそうだ。体操のロンドン&リオ五輪2連覇の内村航平(33=ジョイカル)が14日、都内ホテルで引退会見を行った。

 数々の栄光を手にしたキングは思い出が詰まった曲「栄光の架橋」に乗って入場。冒頭あいさつで引退の経緯や過去を振り返りつつ「本来の引退は3月12日なんです」とサプライズを明かした。

 最後の舞台として用意されたのは、体操界では異例となる引退試合「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」(3月12日、東京体育館)。複数の選手が参加予定で、内村自身は「全身が痛い体にムチを打って6種目やろうかなと思っています」と、人一倍こだわってきた「オールラウンダー」として有終の美を飾る予定だ。

 大会の詳細については「まだ決まっていない」というが「他の選手も呼びたいと思っています。僕と一緒に会場を盛り上げ、体操を盛り上げてもらいたい。改めて体操の素晴らしさを感じてもらえる舞台にしたい」と話した。さらに内村は「僕の演技としては最後ですが、人生で考えるとスタート」「終わりでもあり、始まりでもある」と位置付けている。

 このイベントが一日限定「体操オールスター」になる可能性は高い。引退に際して国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長、国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長からメッセージが寄せられ、現役選手からも惜別の声があふれるなど、体操界で内村の〝求心力〟は絶大だ。「現役の選手が来るか分からない」と言うものの、東京五輪2冠の体操ニッポン新エースの橋本大輝(順大)、内村を兄のように慕う白井健三氏らリオ五輪団体金メダルメンバーらも駆け付けるかもしれない。

 内村は「今まで体操選手が引退するときに引退試合、最後の舞台をやった選手はいなかった。これを引退していく選手たちのスタンダードになり、目標にもしてもらいたい」と話す。自らの引退の花道すら後輩たちの〝道しるべ〟にするつもりだ。

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