川内優輝 相次ぐマラソン大会終了に「競技結果を残すだけでは生き残れない時代」

2021年03月26日 16時40分

先の大阪国際女子マラソンでペースメーカーを務めた川内(左)。常に新しいことに挑戦し自らの可能性を広げている

 プロランナーの川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損保)が26日、ツイッターを更新。自らも出場してきた名門マラソン大会が相次いで終了を迎える衝撃を明かした。

 川内は「びわ湖よりも前から噂があったとはいえ、2009年からほぼ毎年出場していた福岡国際マラソン終了のニュースは衝撃的であり残念です。福岡マラソンに吸収されるのか、びわ湖のように他の地域のマラソンに併合されるのか、今日の17時30分の公式発表の内容が気になります」とツイート。

 さらに「福岡国際とびわ湖が終了することは、アスリートもマラソン大会も昔のように『ただ競技結果を残す』だけでは生き残れない時代になったということを象徴するような出来事だと思っています」と指摘した。

 昨年74回目を迎えた同大会は世界屈指の高速大会として知られ、2度の世界記録が誕生しているだけに、終了は陸上界にとって大きな損失になる。

 ただでさえ、2月28日にはびわ湖毎日マラソンが、76回目で大会の歴史に終止符を打ったばかり(今後は大阪マラソンに統合)。今年は鈴木健吾(25、富士通)が2時間4分56秒の日本新記録を叩き出したうえ、2時間10分切りが42人も出た。

 先のびわ湖は日本マラソン界が本格的な超高速時代に入ったことを象徴づけ、底上げの成果を感じさせる大変意義のある大会だった。川内はプロ転向後、トレーニング内容の見直しなどが実り、契約するアシックス社の厚底シューズを使いこなして、自己ベストを47秒更新する2時間7分27秒(10位)を記録。自身の成長を実感しているだけに、世界と勝負できる大会が減るのはさぞつらいことだろう。

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