【陸上】桐生祥秀の好記録に土江寛裕コーチも「満点に近い」とニンマリ

2020年08月01日 19時18分

桐生のレース後、オンラインで取材に応じた土江コーチ(提供写真)

 陸上男子100メートルで日本初の9秒台を記録した桐生祥秀(24=日本生命)が1日、今季初戦となった北鹿スプリント(山梨・富士北麓公園)決勝で10秒04(追い風1・4メートル)をマークした。

 スタートから勢いよく前に出た桐生はそのまま加速を続け、後半に入っても他の選手を寄せつけることなく1位でフィニッシュ。土江寛裕コーチ(46)は「非常に良かった。本人はベストを狙えるくらいトレーニングを積めていたので、それをどこかで爆発させたいというパワーが溜まっていたと思う。満点に近い」と目を細めた。

 冬季練習や新型コロナ禍でのトレーニングを受けて「スタートしてから起き上がってトップスピードに高めていくところで、体のポジションやどのポイントででキャッチするかなど細かいところがきちんとできたのかな」と分析。

 その上で「トップスピードは試合に出ないとなかなか100%の全力疾走ができないので、今回はいい練習になったと思う」と振り返る。

 一方で、昨年の世界選手権以来、約1年ぶりの競技会だったことから「レースをしていかないとレースの感覚は失っていくものだと思うので、久々に〝レース勘〟を取り戻したと思う」ときっぱり。セイコーゴールデングランプリ(23日、国立競技場)に向けて「(ベストが出ず)不満な部分があるかもしれないが、いい足掛かりになった」と語った。