イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンの日本代表MF南野拓実(26)と、トットナムの韓国代表FW孫興民(※ソン・フンミン=28)の〝親交〟が話題になっている。

 21日に行われたトットナム―リバプール戦で韓国メディアはピッチ外に注目。「インターフットボール」は「試合を控え選手たちが待機している場所で、先にサウサンプトンの出場選手が入場した後に(ベンチ組の)南野が現れ、孫を見つけると、うれしそうに向かっていった。孫も南野に気がつくと手を差し出して握手を交わした」と試合前の2人の〝交流〟の様子を伝えた。

 同メディアは「試合前の多くの会話を分割はできなかったが、孫と南野が笑顔で接するのは過去にも見られている。南野がリバプールに移籍した昨季の第22節で会い、試合後に2人はお互いにうれしそうに会話を交わしていた」。日韓両エースの親密ぶりが韓国で大きな注目を集めているようだ。

 肝心の試合は孫がPKで決勝ゴールを挙げる活躍でトットナムが2―1と勝利。一方の南野は出番がなかった。

「孫はプレッシャーの中でも落ち着いてゴールして逆転勝ちを呼び込んだ。南野はチームの逆転負けを見守るしかなかった。南野はサウサンプトンでのデビュー戦でゴールするなど活躍を予感させたが、最近は出場がないようだ」と同メディアは3月14日のブライトン戦以降は1か月以上、公式戦でプレーしていない南野の現状を心配している。

 代表やクラブでライバル同士の2人だが、ピッチを離れれば良好な関係のようだ。