【メキシコ・モンテレイ5日(日本時間6日)発】11日に開幕する北中米W杯に臨む日本代表は、事前合宿3日目の練習を前日と同じ施設で行った。本番ムードが高まる中、MF中村敬斗(25=スタッド・ランス)が精力的に調整を続けている。

 同じ左サイドを主戦場とするMF三笘薫(ブライトン)とMF南野拓実(モナコ)が負傷でW杯メンバー入りできず、中村は獅子奮迅の活躍を期待されており、「自分のできることを精一杯やれればいい」。初の大舞台でブレークする可能性は十分だ。

 スター街道を突き進むにつれて、トレードマークである短いソックスが改めて注目さを集め、マネをする子供が増えてきた。そのため〝通常スタイルだった〟中学時代の写真とともにSNSを通じて注意喚起。そんな中村は、どんな中学生活を送っていたのか。2、3年時の担任だった川村由美さんに話を聞いた。

 当時の印象について「ひと言で言うのは難しいですけど、目標に向かって努力し続ける、それがたけている子でした」と振り返る。サッカーに打ち込む日々を送りながら勉強もおろそかにしなかった。

「アンダー世代の代表などの活動で抜けることもあり、授業が遅れるじゃないですか。そういうときは、教科の先生に『1週間、合宿で抜けるので、その間にやっておく範囲はどこですか』と自分から聞きにいっていました。遅れないように陰ながら努力をしていました。学校でも休み時間やちょっとした隙間時間を使ってやっていまし、(当時所属していた三菱養和の練習に行く)移動の電車で宿題をやったりしていました」

 そんな中村には特別な課題を課していた。「サッカーの遠征で抜けるときは、その前に必ずみんなの前で目標を言ってもらったんです。私が『将来、代表になったらインタビューを受けるから』と言ってね。毎回、必ずやってもらって、帰ってくると結果を報告してもらいました。そういうことを敬斗が親御さんに伝えていたようで、後に、とても喜んでいただけたことを知りました。今はきちんと受け答えできているのも、もしかしたら中学のときの練習した効果があったかもしれませんね」

 中学の卒業文集には「サッカーの(イングランド)プレミアリーグで活躍する選手になること」「年代別の日本代表に入り続け、後にA代表でも活躍します」と目標を掲げたという。着々と達成しつつある中、W杯の大暴れで実現をさらに加速させる。