Jリーグは30日、G大阪にけん責と罰金300万円の懲罰が決定したことを発表した。G大阪に所属するブラジル人FWアデミウソン(28日に契約解除を発表)が10月25日に大阪・茨木市内で酒気を帯びた状態で車を運転。人身事故を起こし、そのまま走り去ったことに対するクラブへの処分という。

「G大阪は、これまでに外国籍選手を多く受け入れている歴史があり、その文化、習慣、法制度の違いに相応の認識をしていることから、当該選手が重大な法令違反しないよう徹底した管理を行う責任があった。また、類似の事案が発生した直後であるにもかかわらず、所属選手による酒気帯び運転による事故等を起こしたことは管理監督の不徹底と言わざるを得ず、Jリーグの社会的信用を大きく損なうこととなった」と声明を出した。

 G大阪の小野忠史社長はクラブを通じて「ガンバ大阪を応援していただいているサポーター・ファンの皆様、パートナー企業の皆様、ホームタウンの皆様、JリーグやJクラブの皆様をはじめ、スポーツに関わる多くの皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。Jリーグからの懲罰をクラブとして真摯に受け止めております。このようなことを二度と起こさないためにも、講習など様々な施策を継続的に実施することで、クラブに関わる全員がコンプライアンス意識を高め、行動につなげていくことで、再発防止と信頼回復に努めて参ります」とコメントした。