【サウジアラビア・ジェッダ19日(日本時間20日)発】WWEのロウ女子王者ベッキー・リンチ(35)が、レジェンド狩りに成功した。

 PPV大会「エリミネーション・チェンバー(EC)」の同王座戦でリタ(46)と対戦。WWE女子王座を4度巻き、2014年に名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りしたレジェンドに、ビンタの応酬からレッグドロップやソバットで攻め込んだ。

 だが、リタにカウンターのDDTやクロスボディー、さらには解説席やエプロンに叩きつけられピンチを迎える。それでも王者はディスアーマー(腕固め)からのマンハンドルスラム(変型裏投げ)をたたき込んだが、今度はロープエスケープしたリタにツイスト・オブ・フェイト(変型ネックブリーカードロップ)からのムーンサルトを決められてしまう。

 これで勝負ありかと思われたが、王者はこれを意地のカウント2で返す。動揺した挑戦者に、すかさずマンハンドルスラムをたたき込んで王座防衛に成功した。

 なお、同日に行われたロウ女子王座挑戦権をかけた女子EC戦はビアンカ・ブレアが勝利。この結果によりプロレスの祭典「レッスルマニア38」(4月2、3日、テキサス州アーリントン・AT&Tスタジアム)ではベッキー対ビアンカのロウ女子王座戦が決まった。