WWEのNXT女子タッグ王者、紫雷イオ(31)が底力を発揮だ。
 
 イオとゾーイ・スタークの王者コンビは、次週の「NXT:ハロウィン・ハボック」でジジ・ドリン&ジェイシー・ジェインとインディ・ハートウェル&ペルシャ・ピロッタをトリプルスレット王座戦で迎え撃つ。配信されたWWE・NXTでイオは、タイトルマッチの前哨戦としてジェイシー、ペルシャとトリプルスレットマッチで激突した。

 イオはジェイシーにビンタ、ペルシャからクローズラインやスプラッシュを食らうも、場外へのスプリングボードムーンサルトで2人に反撃。「私がチャンピオンだ!」と雄たけびを上げた。

 試合途中にジェイシーが負傷し戦線離脱となると、大柄なペルシャと一騎打ち状態に。パワーに苦しむも、エルボー連打で逆転。右ハイキックから619、スワンダイブ式ミサイルキックとつなぎ大攻勢だ。
 
 すかさずクロスフェースを決めて追い詰めると、ペルシャの巨体をジャーマンで投げ捨てた。最後は必殺のムーンサルトプレスを発射し、前哨三つどもえ戦を制した。

 流れるような大技連発は、相手に反撃のいとまを与えず、まさに圧巻のひと言。現状のNXTマットでは、イオの実力が一枚も二枚も抜けていることを証明した。

 試合後、イオはゾーイとともにスピン・ザ・ウィールを回すと、王座戦試合形式(ルーレット)がラダーマッチに決定。さらにバックステージでゾーイが「私にとって初のラダー戦だが、王座を失うことはない」と自信を見せると、イオは「ジジ、ジェイシー、ペルシャ、インディみんな好きじゃない。一緒に勝たないとな」と珍しくチームワークを強調。王者組はイオとゾーイの微妙な緊張関係がプラスに働いてきただけにこちらは少々不安だが、果たして…。

 イオ&ゾーイVSジジ&ジェイシーVSインディ&ペルシャのNXT女子タッグ王座トリプルスレット戦が行われる「NXT:ハロウィン・ハボック」は日本時間10月28日にWWEネットワークで配信される。