女子プロレス「スターダム」東京・両国国技館大会2デイズ(26、27日)の初日に、ワールド王者・朱里に挑戦するジュリア(28)が〝2つの敵〟に怒り心頭だ。

 13日の後楽園ホール大会では最後の前哨戦に臨み、テクラと組んで王者・朱里、MIRAI組と対戦。開始早々、朱里とリングに上がったが、互いににらみ合うのみでパートナーと交代する。

 その後、再度〝直接対決〟になると、ジュリアは相手のドロップキックを受けながらも強烈な張り手で反撃。終盤には両者がバックドロップやハイキックを繰り出してともにダウンする場面もあり、激しい攻防の末、20分時間切れドローに終わった。

 試合を終えた2人の前に、デスマッチ&ハードコアユニット「プロミネンス」の世羅りさが登場。両国大会に出場する世羅は「待ちきれなくて来ちゃった」とした上で「私は26日、朱里に勝ってほしい。そして朱里から赤いベルト(ワールド王座)を取りたい」と言い放った。

 朱里VSジュリアの敗者は、27日大会でユニット「ドンナ・デル・モンド(DDM)」のメンバーとしてプロミネンスと8人タッグ戦で対戦することが決まっており、世羅は同じアイスリボン出身のジュリアに「お前が出てきたら、プロミネンス総がかりでぶっ潰してやるよ。そこで前の団体での出来事を清算しよう」と言い残し、会場を後にした。

 これに対し、ジュリアは「プロミネンス? スターダム(のリング)に上がりたいなら、素直に上がりたいって言えよ」と怒りをあらわにした。

 一方、王者が「(世羅と)防衛戦をやることが頭の中にあった」と明かし、ジュリアはこの発言に「まずは私なんだよ。まず、あんたの相手は私。私を倒してもないのに、先のことベラベラ(話して)勝手に決めてんじゃねえよ。あんたは赤いベルトかけて世羅とどうこう言ってたけど、そんなこと絶対させねえから。勝手に先のこと決めてんじゃねえよ」と、我慢の限界に到達だ。

 2人は同じにDDM所属しながらも、かねて〝決別〟を示唆していた。この日もジュリアは「私は両国の後、どうなるか分からないから、私たち2人の関係が何だったのかというのを、最後確かめた上で容赦なく赤いベルトを朱里から奪いに行く」と強調。複雑に絡み合う思惑はどんな決着を迎えるのか…。