女子プロレス「スターダム」のワールド王者・朱里(32)が、相棒で次期挑戦者のジュリア(27)に緊急警告だ。2デイズで行われる東京・両国国技館大会(3月26、27日)は初日にジュリア、勝てば2日目に岩谷麻優(28)を迎え撃つことが内定。同じタイミングでハードコアユニット「プロミネンス」との抗争が勃発したジュリアに〝待った〟をかけた――。

 2022年最初のビッグマッチとなった29日の名古屋大会は話題満載だった。朱里は自身所属のユニット「ドンナ・デル・モンド」の新メンバーとなったMIRAIを下し、ワールド王座のV1に成功。「もともと『相手を限界突破させて勝つ』と言っていたので、そういう部分を見せられてよかった。仲間でもあるMIRAIのこれからが楽しみです」と満足げに振り返った。

 名古屋大会では同王座の「挑戦者決定3WAYバトル」が予定されていたが、中野たむが体調不良で欠場となったため、ジュリアと岩谷がシングルで対戦。激闘の末に30分時間切れ引き分けとなり、両者に挑戦権が与えられた。その後の話し合いで、両国2連戦初日はジュリア、2日目は岩谷が王座に挑戦することが決定的となった。

「(20年10月に)岩谷麻優の赤いベルト(ワールド王座)に挑戦して負けたことがスターダム入団のきっかけになったんです。その〝お礼〟の意味でも赤いベルトをかけて戦って、勝たなきゃいけない。ジュリアとはパートナーですが、常に戦うことを意識してきました。そのジュリアと、このベルトをかけて戦えるのは本当にうれしいですよ」と決戦が待ちきれない様子の王者が狙うのは当然、2連勝だ。

「両国で2日連続でメインに立って勝つなんてこと、過去にないじゃないですか。だからこそ絶対成し遂げたい」

 ただし、気になることがある。名古屋大会には元アイスリボン勢のユニット「プロミネンス」が乱入し、両国大会への殴り込みを予告。しかも同じアイスリボン出身のジュリアは血が騒ぎ、愛憎渦巻く乱闘劇を繰り広げた。

 ジュリアは19年に過去を断ち切り、スターダムに移籍したはず。だが、過去にとらわれつつある雰囲気を察したからこそ、朱里は「ジュリアには、今は自分に集中してもらわないと困りますね」とくぎを刺した。

 理由も明白だ。「自分も、ジュリアとやるからにはセルフコントロールできないところまでいく可能性がある。だからジュリアが少しでも集中力を欠けば、ケガや事故につながりかねない」と警鐘を鳴らす。その上で「私も彼女たちには興味があります。だから両国2連戦で勝って、私も王者としてジュリアと一緒に彼女たちの相手になりますよ。だから焦らないでください」と訴えた。

 最高峰の戦いを求める王者からの忠告は、我を失ったお騒がせ女に届くのか――。