女子プロレス界の盟主「スターダム」のロッシー小川エグゼクティブプロデューサー(64)が、アイスリボンの主力選手大量離脱についての見解を述べた。

 先日、アイスリボンは、年内での7選手の退団と1選手の契約変更を発表。雪妃真矢がフリーとなり、世羅りさ、鈴季すずらはデスマッチ&ハードコア路線を歩むユニット「プロミネンス」として活動することが決まり業界が騒然となった。

 本紙の取材に小川氏は「私も(大量離脱は)全日本女子プロレス時代に経験したことがある。運営する上では山や谷もあるが、持ちこたえられればまい進していけるだろうし。やってる人たちにとっては、やるしかないという結論しかない。それが得策か間違いかは、後にならないと分からないことですし。出て行く人も覚悟を持っているだろうし〝勝算〟があるんでしょう」と話した。

 今回、表面化したのはアイスリボンだけだが「どこの団体も多かれ少なかれ、水面下で抱えているんじゃないですか。出ていくのは、どうしようもない事実」と今度も業界内に同様の動きがあると見る。

 気になるのは、スターダム入り選手がいるのかどうかだ。ここ数年、他団体を退団した選手を多く受け入れ、今年もアクトレスガールズを離れた桜井まい、月山和香が加入した。

 小川氏は「それはどうなんですかね。どの団体でも、辞めた人はみんなスターダムだと思われていますから」とした上で「誰が来る、来ないを言ってしまうと面白くないじゃないですか」と意味深に語った。あっと驚く電撃加入はあるのか注目だ。