ノア16日の日本武道館大会で、GHCヘビー級王者の小島聡(51)に挑戦する拳王(37)が大放言だ。方舟の〝オッサンの呪縛〟からの脱却を訴えると、来るべきPPV時代の旗手になることを宣言した。
小島戦に向け、拳王の舌鋒は鋭さを増した。意気込みを問われると「まずは至宝が小島に流出しているので、それを奪い返すってことだろ」と不敵な笑みを浮かべる。そして「あいつは変化が少ないから。やることって、3パターンくらいしかないだろ。それを突き詰めてきた強さ? それは確かにあるかもしれないけど、パターンから脱線させればいいだけのことだ」とバッサリ。
小島とはリング外の丁々発止のやり取りも注目を集めているが「俺のおかげで小島聡の眠っていたポテンシャルが発揮されてよかったじゃないか。当日もまだまだポテンシャルを引き出してやるぞ。その上で俺が勝つ」と自信たっぷりに話した。
団体の未来のためにも負けられないのだという。GHCヘビー級王座は昨年2月から6月まで武藤敬司が、今年2月から4月まで藤田和之が保持していた。「この1年のほとんどで〝50代のオッサンに流出していた〟のは事実だろ。それじゃダメなんだよ。未来を見せられる選手同士が戦わなきゃ先はない。当たり前じゃないか。オッサンの試合を見るのはオッサンだけなんだ!」と、日本中の中年男性を敵に回した。
拳王が「オッサン」ではなく若者に届ける必要性を訴えるのは、来るべきPPV時代に備えるためだ。6月に行われた立ち技のメガイベント「THE MATCH 2022」のPPV数が50万を記録したことに言及。「武尊と那須川天心も大勢がPPVでお金を払って試合を見ただろ? これからはプロレスもそういう時代になるんだ。プロレスを無料で見るのが当たり前で課金の仕方も分からねえようなオッサン世代より、いいものなら課金して見る若い世代に届けないと。50万PV? そうだ。ノアもその数字を目指さないとダメなんだ」と力説した。自分だって中年にさしかかっているのに、なんて口が悪いんだ…。
さらにその〝口撃〟は同大会で引退ロードをスタートさせるレジェンドにも及ぶ。「この1年2年は確かに、武藤敬司にノアはおんぶにだっこだった。でも、俺がGHCのベルトを巻く日に、その武藤敬司が引退ロードをスタートさせるんだ。これ以上ない新しい時代の幕開けを印象付ける日本武道館になるってことだ。最高じゃないか」と語気を強めた。
大一番を前に冴えわたる拳王だが、はたして有言実行となるか。真価の問われる日本武道館となりそうだ。












