【ノア27日杉浦軍興行】アポなし自宅訪問大失敗も、ついに魂を通わせた杉浦と野獣・藤田和之がメインで激突!

2019年12月26日 13時08分

愛犬ケンタ君(右)とちゃちゃ丸君を胸に呆然と立ち尽くした杉浦

 さあ、スーパースター軍団の本格出航だ。ノアのハレンチ王ことGHC初代ナショナル王者の杉浦貴(49)がいよいよ明日(27日)に控えた初の「杉浦軍興行~犬ども全員集合!後楽園で吠えろ!」(後楽園ホール)に向けて闘志を全開にした。

 最強にして仲がいいんだか悪いんだか何だかよく分からない軍団が、新生ノア激動の一年を締めくくる。「会社の犬と罵倒されながらも、これだけ超豪華なメンバーを揃えたんだ。スター選手の人望の厚さが分かっただろう。フフフ…」とクリスマスの翌日、杉浦はワイングラスを手にバスローブ姿で地球儀を回した。

 メインでは杉浦とIQレスラーこと桜庭和志(50)と初コンビを結成。野獣・藤田和之(49)、マット界一の偏屈者・鈴木秀樹(39)組と同門対決に臨む。ジャイアント馬場、髙田延彦、アントニオ猪木、ビル・ロビンソンの遺伝子継承者が一堂に会するのだから、もはや奇跡というしかない。

 となれば、今後は杉浦軍としてのGHCタッグ王座も視野に入ってくる。これだけのくせ者をリーダーとしてまとめるのは至難の業となるが「いや、それは無理っス」と、杉浦はアッサリ白旗を揚げた。それでもこの4人なら、様々な組み合わせが可能。とんでもない化学反応を起こして、一気にタッグ王座奪取という快挙も夢ではない。

 3日後楽園大会では杉浦、藤田、鈴木の最強トリオが初めて揃い踏みを果たし、拳王(34)率いる反体制派集団「金剛」を一蹴した。当初はかなり距離を置いていた野獣・藤田も「このメンバーが強ええのは当たり前なんだよ!」と雄たけびを上げ、全員がギクシャクしながらも妙なチームワークを発揮し始めている。

 実はこの試合の2日前に杉浦は、リーダーとして意を決し、愛犬のケンタ君(1歳2か月=豆芝♂)とちゃちゃ丸君(9か月=トイプードル♂)を愛車に乗せて、藤田の自宅(千葉・外房)まで直談判に向かっていた事実も明かした。

 都内から京葉道路→千葉東金道路を一心不乱にアクセルを踏み続け、ミスターの地元・東金をすっ飛ばし、九十九里海岸に到着したのは、出発から約5時間が経過した午後4時。冬の外房は太陽は沈みかけていた。

 この時点で杉浦は藤田に電話。するとこれまではほとんど応じることがなかった野獣が、ワンコールで出たという。ハレンチ王は一瞬、涙を流したものの、藤田の言葉はつれなかった。

「えっ今、九十九里海岸? そこからまだ2時間かかりますよ!」。さすがに杉浦も力尽き、ケンタ君とちゃちゃ丸君を抱きしめながら真冬のビーチに崩れ落ち、その晩はペットホテルにお泊まりして翌日帰宅したという…。

「自宅での直談判は失敗したが、藤田君が電話に出てくれただけでも大前進だ。軍団としてのゴールはまだ見えないけれど、九十九里のうち一里は進んだんじゃないかな。興行が大盛況に終われば、一気に残り八十里くらいまで行くだろう。ムフフ…」

 セミでは謎のメキシカン、ドクトル・マルフジ・Jr.が初降臨してイホ・デ・ドクトル・ワグナー・Jr.と激突。こちらもメイン同様の注目を集めている。しかし杉浦自身は来年1月4、5日後楽園2連戦初日でマサ北宮(31)とのV2戦を控えており、自主興行で主役を譲るわけにはいかない。等身大のパネルは設置されるケンタ君とちゃちゃ丸君の人気には及ばないにせよ、だ。

「無冠でも暮れも正月もないとはスター選手はつらいな。でも旗揚げ20周年の記念イヤーで(来年5月に)50歳になるおっさんがトップを疾走したら痛快だろ?」と最後まで自信満々だった杉浦。新生ノアを1年間支え続けた驚異のタフガイは、2020年もノンストップで走り続ける。

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