新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は18日東京・日本武道館でファイナルトーナメント決勝戦が行われ、前年度覇者のオカダ・カズチカ(34)がIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)を撃破し史上4人目の連覇を達成した。

 史上最多28選手が参戦し、2000年大会以来22年ぶりに4ブロック制が採用された今大会の頂点を決める大一番。かつての弟分にしてユナイテッド・エンパイアを率いるオスプレイとの決勝戦は、壮絶な大激闘となった。ストームブレイカーを阻止してショートレンジラリアート連発で反撃に転じたオカダは、オスカッターにカウンターのドロップキックを発射。さらにヒドゥンブレード(後頭部へのランニングバックエルボー)もドロップキックで迎撃するが、変型ドライバーでマットに突き刺されるとヒドゥンブレードを浴びて窮地に陥った。

 さらにスタイルズクラッシュ、Vトリガーで攻め立てられたオカダだったが、片翼の天使を切り返すと開脚式ドライバーで逆襲。レインメーカーを決めて形勢逆転に成功する。

 ところがジャーマンからのレインメーカーをカウンターのその場飛びスパニッシュフライで切り返され、試合は文字通りのシーソーゲームに。打撃の応酬と高度な技の読み合いからポップアップ式のエルボーを浴びたオカダだったが、ヒドゥンブレードを狙って突進してきたオスプレイを変型ドライバーで迎撃。最後は渾身のレインメーカーを叩き込み死闘に終止符を打った。

 昨年大会では優勝決定戦で飯伏幸太が試合中に負傷したためレフェリーストップという消化不良の決着に終わっていた。連覇達成後のリング上でオカダは「オスプレイ、最高だよお前は。でもさ、お前が俺を倒すまで何回も壁になってやるからな」と対戦相手をたたえつつ、満足そうな表情を浮かべた。

 さらにオカダは「11回出てますけど、今年のG1クライマックスは本当に過酷でした。去年も優勝して、今年も優勝して2連覇ですけど、去年優勝してG1クライマックスの価値ってこれでいいのかなと思いました。だから俺はこのG1クライマックスの価値をあげます。イコール、挑戦権利証の価値もあげます。イコール、2023年1・4東京ドーム、IWGP世界ヘビー級王者VSG1クライマックス覇者オカダ・カズチカでいいだろコノヤロー! 僕は自信をもって1・4東京ドームで挑戦させてもらいます」と豪語。2012年大会から恒例化している挑戦権利証システムの防衛義務を撤廃し、G1優勝者として年間最大興行での挑戦を確定させることを提案した。