新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」7日大阪大会Aブロック公式戦で、前年度覇者オカダ・カズチカ(34)がジョナ(33)に敗れ初黒星を喫した。

 開幕から無傷の3連勝で連覇へ突き進んでいたオカダが、伏兵にストップをかけられた。160キロの巨体と桁外れのパワーを誇るジョナに対しても真っ向勝負を展開。ブラックフォレストボムをフランケンシュタイナーで切り返すと、巨体を持ち上げてボディースラムでマットに叩きつける。

 さらにドロップキックからジャーマンスープレックスを決めたオカダだったが、レインメーカーを回避されると一気に試合の流れが変わる。ローリングラリアートをキャッチされ、ヘッドバットの連発からド迫力のラリアートでダウンを奪われた。

 ならばとオカダはコーナー上での攻防からミサイルキックを発射。ところがなんとそのままパワーボムで切り返されてマットに叩きつけられてしまう。さらに強烈なブラックフォレストボムから一気にトーピード(ダイビングボディープレス)で圧殺され3カウントを奪われた。

 オカダはノーコメントで会場をあとにした。怪物揃いのAブロックでもここまで圧倒的な強さをみせてきたが、初出場のジョナにまさかの不覚。一方で驚異の潜在能力を見せつけたジョナは、一躍台風の目に躍り出た。