【新日本・G1】内藤哲也が〝恩人〟に誓う逆襲V「再会して一緒にプロレスを」

2022年08月01日 05時15分

G1初勝利を挙げた内藤哲也の逆襲が始まる(東スポWeb)
G1初勝利を挙げた内藤哲也の逆襲が始まる(東スポWeb)

 制御不能男が逆襲開始だ。新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Cブロック公式戦(31日、名古屋)で、開幕2連敗の内藤哲也(40)がEVILを下し初勝利を挙げた。再浮上にかける思いは誰よりも強く、その原動力となるのが6月に行われた米AEWとの合同興行での屈辱、そして同団体で活躍する〝恩人〟の存在だ。

 待望の初日だった。後藤洋央紀、棚橋弘至に敗れ2連敗中だった内藤は、因縁深いEVILにデスティーノで勝利。「普段ネガティブな俺が、そこまでネガティブになってないよ。残り3試合全部勝って、決勝トーナメントに上がる絵しか浮かばないね」と不敵な笑みを浮かべた。

 再浮上への思いは強い。上半期はIWGP世界ヘビー級王座取りを2度も失敗するなど結果を残せなかった。さらに内藤をいじけさせ…いや、悔しがらせたのがAEWとの合同興行だ。

「プロレス世界一決定戦」にもかかわらず、新日本からの出場メンバーに内藤の名前はなかった。「どうしても出たかったというよりは、選ばれるもんだと思ってたというところですね。まあ、干されましたよ。大張(高己)社長の構想に、僕は入ってなかったんでしょうね」と自嘲気味に振り返る。

 当時は「一番の魅力は歓声ありの会場」としか感じていなかったそうだが、ここに来てAEWマットで気になる動きが出てきた。メキシコCMLLの「ロス・インゴベルナブレス」で共闘したアンドラデ・エル・イドロ(ラ・ソンブラ)とルーシュのユニット名が「トランキーロス」に決定したのだ。

「焦るな」を意味するスペイン語は、言うまでもなく内藤の代名詞だ。「そもそも僕が使い始めたのも、向こうでの試合中にソンブラに言われたのがきっかけですから。向こうではよく使う言葉ではありますけど…。あえてその単語をチーム名に使うっていうことは、メッセージも含まれてるのかなと勝手に思ってますよ」と目を輝かせる。

 現在の最大目標はもちろん、来年1月4日東京ドームのメインイベント返り咲きだ。だが、海の向こうにもやりたいことが増えたのは、さらなるモチベーションの向上につながっている。

「俺にとってあの2人はやっぱり恩人なので。いつかは彼らと向かい合う時が来るかもしれないですが、今は『再会して一緒にプロレスを』って考えてるほうが楽しいですね」

 そのためにも、G1制覇は誰にも譲れない。「逆転の内藤哲也」が真骨頂を発揮するのはこれからだ。

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