新日本プロレス17日の後楽園大会で、KOPW保持者の鈴木みのる(53)が大立ち回りを演じた。

 みのるは20日札幌大会で挑戦者・矢野通との争奪戦に臨む。試合ルールは「手錠・デスマッチ」を要求したが、ファン投票の末に矢野提案の「ドッグケージ・デスマッチ」が採用されることとなった。

 この日はタイチと組み、矢野、永田裕志組とタッグマッチで激突。右目付近から出血しながらも、ロープを利したぶら下がり式腕十字固めで捕獲するなど矢野を徹底的に痛めつけた。

 タイチが永田から3カウントを奪取しチームが勝利すると、みのるは手錠を用いて矢野を場外鉄柵に縛り付ける。さらに暴行を制止してきた永田をドッグケージに放り込むと、セコンドのヤングライオン2人、レフェリー、リングアナと計5人を次々と投げ入れ施錠。なおも矢野に張り手、膝蹴りを叩きこんだ。

 悠然と引き上げたみのるは「お前の用意した虫カゴ、いっぱい入るな? オイ、入るのは矢野通だけでいいのか? 他にもあそこに入りてえヤツいるんじゃねえのか? 札幌でよ、矢野通入れて、なんならそのあと…ハハハ、メインイベントでなんかあったな。気をつけろよ、内藤哲也、オカダ・カズチカ…ハハハーッ!」と高笑い。同大会でIWGP世界ヘビー級王座戦を行うオカダと内藤にも〝流れ弾〟を警告していた。