新日本プロレスとプロレスリング・ノアの対抗戦が8日の横浜アリーナ大会で行われ、第1試合で新日本の本隊&CHAOS組(石井智宏、後藤洋央紀、YOSHI―HASHI、田口隆祐、マスター・ワト)がノア正規軍(原田大輔、大原はじめ、稲葉大樹、稲村愛輝、岡田欣也)との乱戦を制し、本戦オープニングマッチは新日本に軍配が上がった。

 石井が稲村とタックルを打ち合って激しい肉弾戦を展開するなど、対抗戦らしい意地のぶつかりとなる。試合は終盤まで主導権が激しく入れ替わる乱戦になったが、最後はYOSHI―HASHIが岡田を逆エビ固めで捕獲し、ギブアップ勝利。だが、試合後も収まらぬ両軍は、石井と稲村がリング下で乱闘下かと思えばリング上では各選手がにらみ合った。

 YOSHI―HASHIは「今までノアっていうのは寄せ集めのイメージがあったけど、若手の子がすごくいい子が集まっているんだなと思って、びっくりしたよ。俺は今日、IWGPタッグのベルトを取って初めての交流戦、負けるわけにはいかないよ」とコメント。

 一方、試合中やりあったのはもちろん、試合後も稲村と乱闘していた石井は「稲村あ! おめえとはまた今度リングで向かい合える、そんな予感がするよ」。対する稲村も「まだまだまっすぐぶつかってもブチ壊せない相手がいるってことを知りました。だからまだまだしっかり精進して、プロレスリング・ノアが、いや、俺がいるプロレスリング・ノアが勝てるようにしっかり精進します」と対抗心をムキ出しにした。

 果たしてこの2人の再会はあるのか。