1・4ドームに〝燃える闘魂〟が帰ってきた! 4日の新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」の本戦開始前に、闘病中のアントニオ猪木氏(78)が大型スクリーンに〝登場〟。新日本50周年記念イヤーの幕開けで、団体創設者が古巣のファンに元気な姿を披露した。

 猪木氏は「元気ですかー! 元気があればなんでもできるということで、今日も元気は元気に発信できましたね。新日本プロレス50周年、おめでとうと言えばいいのかな。本当に力道山が亡くなってその後プロレス界がどうなるかと、そして新日本プロレスを設立して今日に至ってますが、ジャイアント馬場さんも旅立ったし、そういう中で若い人たちが今、育ってきているということで。この前オカダ(カズチカ)選手とインタビューした時に、もう1回新日本プロレスのリングに上がってくれと。でも今、何とか1日1日前進して回復に向けて頑張っています!」とあいさつした。

 さらには「今日もみなさんもまた大きな夢、ファンに熱いメッセージを送りながら、頑張ってもらいたいと思います」と言い、最後は「それじゃあ、いきますよ、いくぞ!」の大声から「1、2、3、ダーッ!」で締めて、会場を大いに盛り上げた。

 猪木氏は2020年1月6日に行われた獣神サンダー・ライガー引退セレモニーでのビデオ出演以来の新日本〝登場〟で、1・4ドームに登場したのは06年1月4日以来、実に16年ぶりのことだ。

 昨年大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」にもビデオ出演していたが、猪木氏の信条でもある「オレにはプロレスと格闘技に境界線はない」を改めて証明。燃える闘魂は病床にあっても、元気を送り続ける。