新日本プロレス13日(日本時間14日)の「Battle In the Valley」(米国・カリフォルニア州サンノゼ)で行われたNEVER無差別級選手権は、挑戦者の石井智宏(45)がジェイ・ホワイト(29)を破り、第34代王者に輝いた。

 負けた場合はNEVERへの挑戦権を永久的に失う条件で米国に乗り込んだ石井は、ジェイの猛攻にさらされた。掟破りの垂直落下式ブレーンバスター、SSS(スリーパースープレックス)を浴びて窮地に追い込まれた。

 それでも再三にわたるブレードランナーだけは許さない。投げ捨て式ドラゴンスープレックスで反撃に転じると、強烈な首折り弾を一閃。最後はついに垂直落下式ブレーンバスターをさく裂させ、28分40秒の激闘に終止符を打った。

 これで石井は同王座史上単独最多の6度目の戴冠。試合後は倒れているジェイにベルトを見せつけ、マイクアピールすることなく無言で花道を引き上げた。

 また石井はこの日、17日(日本時間放送)の「AEW Dynamite」にオレンジ・キャシディとのタッグで参戦することも発表された。石井はAEWマット初参戦となる。