新日本プロレスの祭典「G1クライマックス」は21日の東京・日本武道館大会で優勝決定戦が行われ、Bブロック1位のオカダ・カズチカ(33)がAブロック1位の飯伏幸太(39)を下し、7年ぶり3度目の優勝を果たした。

 オカダは2020年1月の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王座を失って以降は低迷が続き、ビッグタイトルから遠ざかった。

 だが今大会は9月19日の初戦(大阪)で棚橋弘至を撃破するや、開幕から破竹の7連勝。14日山形大会のタマ・トンガ戦で唯一黒星を喫したが、7勝1敗で迎えた20日の最終公式戦(日本武道館)では8戦全勝だったジェフ・コブに勝利し、直接対決の優劣から優勝決定戦への切符を手にした。

 これで来年1月東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座(現王者は鷹木信悟)挑戦権利証を手にするのは確実となった。